たいへん、ベスト盤が多くリリースされているアーティストの一人ですが、
なかなか、選曲に満足できる盤がないのが正直なところです。
自分がCDで唯一持っている、この↓94年リリースのアンソロジーも、
75年の最初のヒット"Love To Love You Baby"から、
とりあえず、この曲を最後にPopチャートとは縁遠くなる、
91年の小ヒット"When Love Cries"まで、年代順に、
途中、当時は未発表だった81年製作のアルバム、
"I'm A Rainbow"からの曲などもはさみながら、
きっちりと並べられて収録されていますので、
彼女の絶頂期を振り返るのには、かなり適している2枚組の盤であると思うのですが、
ただ一点残念なのが、87年のアルバム"All Systems Go"からのシングル
"Dinner With Gershwin"がぬけちゃっているところなんですよねぇ。
まあ、アメリカではTop40入りしなかったので、落選も致し方なしという気もしますが、
なぜか、もっとヒットしなかった、アルバムのタイトル曲のほうは収録されていまして、
やっぱりちょっと、解せない選曲だなぁと思ってしまいます。
他、リリースされている盤では、2003年リリースの"The Ultimate Collection"(3CD)や、
2005年リリースの"Gold"(2CD)などが、ちょっといいかなぁと思って食指が動くのですが、
よく見ると、やっぱりあの曲がない、この曲が漏れてるっていうのがあって、
購入には、踏ん切りがつかないでいます。

・The Donna Summer Anthology